Tuesday, 22 April 2025

赤沢氏の格下発言

トランプの関税を巡って、先日訪米した赤沢氏の言動にガッカリした人は多かったと思う。特にワシントンでの、「格下の私にトランプ大統領が会って下さった!」の会見には耳を疑った。忌み字句も彼は日本の全権大使、それがまるで餌を与えられた犬のように豹変してしまった。折から高関税を課されケンカを売られた矢先である。本来ならば毅然とすべき処、国民の一人として腹が立った。

赤沢氏の人選に、もっと適任者がいなかったのだろうか?何やら石破首相と同郷の縁とか、櫻井よしこさんは「チーム鳥取」と比喩していたが、改めてトップの度量も問われた。

今回の要求の中に非関税障壁が話題になっている。自動車の安全基準とか消費税などを指している。ただ私は兼ねがね、この非関税障壁こそが日本を守る要と思っている。その最たるものが日本語である。非効率に見えても長年の慣習にはその理由がある。そこは慎重にやるべきだ。

また日本の防衛費にも言及があった。「アメリカは日本を守っているのに、日本はアメリカを守らない」と言っている。とんでもない話である。何も日本が頼んで駐留して貰っている訳ではない。この際、「日本は核武装して自分で守るから、アメリカは出て行ってもらって構わない」位の気概が必要だ。

ただマスコミの報道を見る限り、今回の人選やその対応を好意的に受け取る向きもある。トランプを怒らせては更なる要求が降ってくるから、それを回避するにはこれで良かったと。確かにそれには一理あるし、そう思うと余計に不甲斐ないのである。

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