個人的には、JFKの事件現場になったダラス市のエルム・ストリートを訪れてから大きな関心を持っている。オズワルドが撃ったとされる教科書倉庫など、周囲のビルは当時のまま保存されていて、大統領の頭が吹き飛ばされた地点には、白い×印が付けられていた。だから誰でも当時を検証できるのが、アメリカらしい計らいだった。
ただ狙撃のあった教科書ビルの6Fから現場を見ると、相当の距離で木も邪魔になる。それに連射のない単発式のライフルだったから、素人から見ても精度に疑問が残った。そこで現場に行った人なら誰しも思うのが、グラシー・ノールと称する小高い丘である。進行方向に向かって右側の至近距離で、実際「白煙を見た」という証言もあった場所である。
これに対しスティーブン・ハンターは、小説「第三の銃弾(The Third Bullet)」で別の見解を出していた。彼は犯人はもう一人いて、教科書倉庫の奥のダル・テックスビルから撃ったと推測した。オズワルドが一発目を外し、二発目で喉に当たった所謂「魔法の銃弾」を撃った。そして決定的になったのが第三の銃弾だった。銃弾の痕跡を残さない爆発型の特殊弾で、別のプロがそれで頭を吹き飛ばしたと・・・。
ワシントンのアーリントン墓地でも、JFKの一角は長蛇の列が続き、今でも人気が色褪せていないのが分かった。弟のロバートの墓も一緒にあった。
それにしても犯人は誰だったのだろうか?