Monday, 24 February 2025

オーストラリアの物価

 オーストラリアの物価だが、やはり昨今の円安もあって日本からの旅行者にとっては高い。例えばハンバーガーのマック、Big Macは日本だと480円だが、オーストラリアは7.9ドルなので@100円換算で790円と約1.6倍である。

ただ一般的な実感はそれ以上である。例えば店で飲むビールは、5年前の2020年で1パイントは6ドルだった。為替は@80円弱だったので日本円で500円もしなかった。処が今では13ドルである。価格は2倍になり、更に円安の@100円で一杯1300円になっている。

背景には経済格差、特に賃金があるようだ。日本でも賃金アップが叫ばれて久しいが、時給は日本だと1200円ちょっとだが、オーストラリアの最低時給は28ドルになったので、換算2800円と約2.3倍の差がある。

たたその例外がゴルフである。一般的なパブリックのゴルフ場だと一人35〜40ドル程度だから、今の為替でも4000円程度である。日本のゴルフ場だと安くても12000円するから、1/3〜1/4程度で済む。またコンセッションと称する年金生活者への割引制度を使うと更に安くなる。パース郊外の立派な18Hのコースでこれを使うと17ドル(1700円)で廻れた。オーストラリア人の所得は元来高いから、彼らの感覚ではワンラウンド1000円程度かも知れない。

そのゴルフ場だが、どこに行っても親切でおおらかにプレー出来る。一応予約は入れて行くが、空いているから到着順で随時スタート出来る。カンガルーや色とりどりの鳥は愛嬌があるし、終わってからクラブハウスで飲むクラフトビールが何とも美味しい。1パイントならアルコールも基準値以下なので帰りの運転に心配ない。皆さん実に楽しそうに19Hを堪能しているのがとても心良い。

不思議なのは男性は男同士、女性は女子会みたいに別々が多い。普段の真面目な生活ぶりのお国柄、ココだけが息抜きな場所かと思った。

どこのゴルフ場も広いからOBは殆どなく、ドライバーを思い切って振れるのがいい。日本のチマチマしたコースに慣れていると、この解放感は大きい。おおらかな国民性もその辺が原点になっているのがよく分かる。

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