クリスマスはキリスト教の行事で、サンタクロース村もフィンランドにあったりするから、てっきり西洋文化のイメージがあった。ただそれが現在紛争が続くイスラエルが舞台になると、ちょっとお祭り気分も萎えてくる。特にガザ地区ではもう4万人を超える死者が出ている。ホロコーストを体験したユダヤ人が、今度は自らジェノサイトの加害者になっている。
そんな事もあり、最近出た船津靖氏の「聖書の同盟」を読んでみた。ただ事態はより複雑で益々分からなくなったしまった。例えばアブラハムの孫のヤコブ(イスラエル)はユダヤ人、妻サラの女奴隷の子がアラブ人のイシュマルだから、両者の根っ子は同じという。
又旧約聖書はユダヤ教、新約聖書はキリスト教を扱っているので、これも両者の根っ子は同じという。アメリカがそこまでしてイスラエルを支援するのも、イスラエルの「出エジプト記」に、アメリカが建国の歴史を重ねるからだという。
今起きている惨事が肌感覚で理解出来ないのは、あまり聖書に馴染みない為かと思えてきた。
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