その理由として、①日経平均のPERは、16倍とダウの26倍に比べて低い事、②米中経済のブロック化により、世界はその地勢リスクを回避するために中国から撤退する。半導体の九州立地がいい例だが、日本はその受け皿になる、③日本企業が海外で稼ぐ力を付けて来た事等、を挙げていた。
確かに株価は、ダウが30年前の1000ドルから今では4万ドルと40倍になったのに、日経平均は4万円を超えたとはいえ、やっとバブル時代の高値を取り戻したのに過ぎない。余りのギャップに大きな調整が入ってもおかしくない気もする。
春の賃上げ効果もそろそろ出始める頃だし、そう言えば景気循環に30年周期もあった。柏木雄介さんの「悲観するより楽観する方が難しい」の名言を思い出す。少し期待してもいいかも知れない。
ただ気になったのが税の国民負担率である。日本は48%とアメリカの32%に比べて高い。確かに社会保険料は病気をしない者にとっては馬鹿高いし、消費税も低所得者層に堪えている。筆者はこれが景気の足かせになっていると云うが、一方でドイツは54%、フランスは70%と大きな負担に耐えている国も多い。正直こればかりはよく分からない。
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