自民党の総裁選挙が始まった。立候補には推薦人20人が必要という。各候補者は議員に電話攻勢しているようだが、この貸し借りが又新たな集団に繋がるのだろう。所詮政治は数である。裏金は良くないが、政治とはそういうものかも知れない。
男女別姓が選挙の焦点になっている。本当かと疑いたくなる。そもそも何故旧姓を残さなくてはならないのか?よく分からない。女は生まれた家を捨てて男に嫁ぐ、男は外で働き女は家庭を守るのが日本の文化である。今の世の中がそうでないならば、昔を取り戻すのが政治である。
少子化の問題はそれに深く関係する。赤ちゃんが安心できるのはやはりお母さんである。近所でも平日に若いお父さんが、育休で子供と遊んでいるを見ると情けなくなる。そんなお母さんが安心して育児に専念できる環境が大事だ。男性社員の家族控除や扶養手当、子供支給も破格に上げたらいい。 それには何より社会のダイナミズムを取り戻す必要がある。仕事の効率化、取り分け生産性を生まない仕事は止めた方がいい。その最たるものがコンプライアンス業務である。今の法令遵守は独り歩きしていて、法が人を縛る本末転倒になっている。所詮同じ日本人、逃げても逃げられない島国の国民性である。そんな文化を差し置いた外来の規制なんて即やめた方がいい。
もう一つは国と民間の関係だ。小さな国だから、役人と民間がもっと一体にならないと強くなれない。その為には同じ釜の飯を食い、大いに酒を酌み交わし日本の未来を語って欲しいと思っている。接待費なんてその対価を考えれば安いものである。いっそ青天井にして堂々とその交流をやればいい。優秀な人もまた霞が関に戻って来るだろう。
選挙というとマニュフェスト、これもナンセンスだ。選挙公約は時と共に刻々と変化するものだ。それを金貨極上の如きに守るのは、お互いにとって不幸である。駄目なら次の選挙で投票しなければいいだけだ。外来用語を使ったキャッチフレーズは、往々にして女子供を煙に巻く常套句である。
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