映画ではアインシュタインも出て来た。科学者の純粋な研究は、軍事利用された時点で彼らの手から離れていく宿命には共感した。アルフレッド・ノーベルのダイナマイトもそうだが、研究者の手が血に染まる感覚も伝わった。
それにしてもアメリカのマンハッタン計画の規模、人材に改めて驚かされた。こんな国相手に日本はよく戦争をしたものだ。
処でその原子力爆弾は広島と長崎に落された後、3発目を新潟に落とす計画だったという。しかしそれを運んでいた巡洋艦インディアナポリスが、日本の潜水艦から発進した回天によって撃沈され中止された。これは伊藤正徳の「連合艦隊の最後」に出て来る話だが、ひょんな出来事で惨事が回避されていた。
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