ニュースではその大谷夫妻が韓国入りし、ドジャースのオーナー達との懇親会に出た写真が公開された。驚いたのは、夫妻が挨拶していたのはテニスのビリー・ジーン・キング(Billie Jean King)だった。何故彼女がこんな処にいるのだろう?そう思って調べてみたら、何とドジャースの共同経営者になっていた。
ロサンジェルス・ロジャーズの株主はヘルメットにも書いてあるグッゲンハイム(Guggenheim Baseball Management) であるが、その株主の一人がキング夫人であった。他にもマジック・ジョンソンなど富豪が入っている。
キング夫人は60-80年代に活躍したテニス選手で、グランドスラムのタイトルを39も持つ女傑である。記憶に新しいのは1973年に行われた往年の男子選手ボビー・リッグスとの余興試合である。男女対抗戦(Battle of the Sexes)と呼ばれ、5セットマッチで行われたその一戦は、30歳の彼女が55歳のリックスにストレート勝した。折しも男女同権運動の最中、それを契機に女子テニスの賞金が男子並みに引き上げられたのだった。
彼女はレズビアンを公言している。相手はイレーナ・クロスという女性だが、彼女もやはりドジャースの株主に名を連ねていた。そんな影響からか、ドジャースはLGBT night と称するLGBT者向けの特別企画もやっている。
グッゲンハイムはユダヤ財閥だし、大谷選手を通じてアメリカの多様なダイナミズムに触れるのであった。
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