Friday, 5 January 2024

欽ちゃんの名言

2024年が明けた。元旦から能登半島沖で大地震があり、多くの被害が出た。2日には羽田空港で日航機と海上保安庁の機体が衝突する事故も起きた。奇跡的にも乗客は全員無事だった。海保機は石川県に救援物資を運ぶ途中だったという。皮肉にも運命の糸が撚れてしまった。

新春恒例の箱根駅伝もあった。青山学院が宿敵の駒大に勝った。3区で実力差を撥ね退け首位に立ったのが勝因に見えた。「負けてたまるか大作戦」のスローガンも微笑ましかった。

 印象的だったのは青山の快挙も然る事ながら、駒大が試合が終わった翌朝にいつもの練習を始めた事だった。選手への配慮なのか、心は来年に向かって走り出していた。 

 そう言えば年末のTVで、駒大に入学した欽ちゃんが出ていた。73歳で学ぼうとする姿勢に励まされたが、監督から「何か選手にアドヴァイスしてくれ」と頼まれた話が紹介されていた。それに応えて言ったのは、「成功した時は喜ぶ時間を短くし、失敗した時も悲しむ時間を短くする」であった。

 中々の名言で、その翌朝の練習もその言葉を実践したかのようだった。喜びと悲しみが織り成すのが人生だが、大事なのは淡々と前に向かって走り続ける事、そんな生き方を教えられた。

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