Sunday, 22 October 2023

イスラエルと時計の針

イスラム過激組織ハマスが、イスラエルを奇襲してから2週間が経った。イスラエルも空爆で応酬し、既に双方で死者は5000人を超えて来た。地上戦を控えて更なる被害が予想され、世界は固唾を飲んで今後の成り行きを見守っている。

私は中東に行った事もないし、パレスチナ問題についても全くの素人である。ただ有史以来続くユダヤとイスラムの対立だから、改めて今更と思っている。憎悪は世代を超えて受け継がれ、終わりなき抗争は本当に気の毒である。

 こんな事を云うと怒られるかも知れないが、そもそもイスラエルを建国したのが大きな間違いだと思っている。第二次大戦後までこの一帯は元々はパレスチナ人が住む土地だった。そこにローマ時代に離散したというユダヤ人を呼び戻したのが発端だ。悪いのは英国である。勿論その背景にはホロコーストがあったのだろうが、時計の針を巻き戻してはいけなかったのだ。 

 ハマスにしても人質を盾にするのは許されないが、パレスチナ人が土地を次々に奪われ、多くの難民と残った人は狭いガザ地区に押し込められる現状に爆発するのも分かる。 

 所詮は旧地主と新規の入植者の土地争奪戦である。中東は地図で見ると広い。人の住んでいない砂漠も多い。近隣諸国も含めて何とかならないのだろうか?

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