第二次大戦の従軍記者としてパリに入った話も有名である。喉が渇いて最初に駆け付けたのはリッツホテルであった。以来そのバーは彼の名前を冠している。パリではココシャネルやルートヴィッフィと華麗な社交があったり、最初の結婚生活を送った地でもあった。暫くして結婚は破綻するが、その悪夢が「キリマンジェロの雪」に出て来る。
ケニアの大地で破傷風になった時、いつ来るとも分からない迎えの飛行機を待ちながら、走馬灯のような人生が脳裏を彷徨うのであった。彼は4回結婚したので三人の妻と別れた。死の床に就くと「ヒトは別ればかりを思い出すのか!」と、以来複雑な気持ちになっている。
「誰がために鐘が鳴る」の舞台になったセゴビアにも行った。ただその時なそこが小説の舞台になったとは知らなかったので、橋を観る事はなかったのは心残りだ。
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