Tuesday, 11 July 2023

中国人子弟のゴルフ合宿

先日、リゾート地のゴルフ場に行った時だった。何かいつもと雰囲気が違うな?と思ったら、中国人らしき子供達が屯していた。

倶楽部の人に聞くと、上海の金持ち子弟のゴルフ合宿と云う。モデル顔負けのコーチも付いて、10名程の小学生が色とりどりの可愛らしいウェアーを着て廻っていた。当然親も同伴だった。一週間程滞在するそうで、ゴルフ代も含めると一人100万円は下らない費用になる。

其の日、一緒に廻ったのも中国人夫妻だった。これも上海の人で不動産の内装で財を築いた人だった。今の景気を聞くと、「中国は不動産バブルが弾けて回収出来なくなってきた。むしろ仕事をしないのが一番だ」と悠々自適の生活を楽しんでいた。そのリゾート地にも別荘を買い、東京に滞在する時は一泊10万円程のホテル生活を送っているという。

勿論上海にも家はあるが、日本の介護施設がいいので、老後は日本に定住するという。 そんな夫妻を訪ねて本国からもよく友人が遊びに来るらしい。中国人は訪ねて来られたらホストが費用を持つのが慣行とかで、飲みに行く時は全部ご馳走するらしい。スケールも半端でなく、「一晩で40〜50万円は掛かる」とさり気なく語っていた。 

 中国のゴルフ場は、その豪華さで日本を遥かに凌いでいるという。ただゴルフ場の数は日本の2383に比べ473とまだまだ少ない。加えて環境も悪いので、こうして遥々隣国迄来るようだ。

 その内、富裕層だけでなく中間層までゴルフを始めたらどうしよう!「日本人が予約を取れない」なんて日が来るかも知れない。観光ツアーを超えて、次第に我々の生活圏に入ってきた。百田尚樹の「カエルの楽園」が段々現実化しようとしている。

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