この事件について、日本のマスコミは「失格は厳し過ぎる」と彼女に同情的な報道が多った。もしもボールガールが直ぐに泣き止んだら、多分状況は違っていたからだ。その意味でジャッジは場の雰囲気に流され易いのは否めない。「人心を味方に付けるのも強さの一つ」と改めて思った。
彼女も含めて日本人は言葉にハンディーがある。特に場所はフランスである。彼女がミックスダブルスで優勝した時、紙を見てクレーム分を読んでいたが、それも英語の棒読みだった。せめて自分の言葉で語って欲しかった。本当は拙くてもいいからフランス語がベストだった。スペイン選手がクレームで何語を使ったのは分からないが、きっとその辺の呼吸はお手の物だったのだろう。
言葉は大事である。フェデラーの人気の一つは三か国語を流暢に話せる事だった。大坂なおみの武器もネイティブな英語だった。強さも然る事ながら、言葉はヒトの心を掴むから。
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