あの時歌っていたのは佐藤竹善、張りのある声で「初めじゃないのさ、何時でも一緒なら、今何か感じてるコカ・コーラ・・・」は明るくて壮快感があった。
何より出演のタレントが洗練されていた。ハーフのケン・プレニスは黒縁眼鏡でインテリ感を出していたかと思うと、女性も丸の内や大手町のOLを思わせる雰囲気があった。松本孝美さんの爽やかな笑顔が良かった。最後に振り返るシーンを見ると元気が出てきた。
出演の綾瀬はるかは有名な女優かも知れないが、ちょっと年配過ぎる。歌っているのも水曜日のカンパネラとかで、これを機会に初めて名前を覚えた。それでも最近のコークのCMに比べると、この曲の選定といい随分と明るくなってきた。これもデフレの終息と関係しているのかも知れない。
処で最近坂本龍一さんが亡くなった。バブルの頃、そのYMOのメンバーの細野さんが経営する「Shirin」という南麻布のバーに良く通った。カウンター越しの障子の色が変わるので、仕掛を聞くと裏にテレビが置いてあった。障子の格子がTVの赤青黄の色を分解するとかで、変に感心した記憶がある。
IWハーパーやタンカレートニックを覚えたのもその頃だった。坂本さんの訃報を聞いて当時を思い出した。
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