特に当時は世の中が1999年問題を控えていて、世紀末に何か起きるのか不安が漂っていた。そこに持ってきて「人類は滅亡する」と言われると、心を揺さぶられた人は多かったのではないだろうか。
ちょうどそんな頃、フランスのプロヴァンス地方を旅した時だった。サロン・ド・プロヴァンス(Salon de Provance)という小さな村に入ると、村の中央にはノストラダムスの銅像が建っていた。彼の博物館まであり、この町で亡くなって祀っているのが分かった。突然のお対面に、架空の話が急に現実味を帯びたのであった。
元々ノストラダムスは、アンリ2世が騎馬試合で死亡する事やフランソワ1世の死亡の予言が当たった事で注目されるようになったと聞いている。それを今風に膨らませた五島勉も凄かったが、その風に乗った大川さんは随分と得をした。
あれから30年、月日の経つのは早い。
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