そんな最中、恒例の春スキーで群馬県の某スキー場に行った時だった。不便な場所で訪れるスキーヤーの数も知れている穴場なのに、早朝から物凄い人が来ていて駐車場は一杯だった。後で分かったのだが、今年は早朝6時からの営業が始まっていたのだった。
春スキーは暖かく気持ちいいが、問題は重い雪である。処がそのスキー場は真夜中から圧雪車を入れ、まだ暖かくなる前の早朝に滑らす営業に切り替えたのであった。その為早朝のゲレンデは、真冬と変わらない素晴らしいコンディションになっていた。その準備にも脱帽するが、一体誰がこんなサービスを始めたのだろうか?
その経営転換を図ったのが最近買った中国人であった。
随分前から北海道のニセコや白馬など、オーストラリアや中国など海外から来るスキーヤーは多かった。無名のスキー場は無縁と思っていたが、遂にこんな所まで浸食される時代になってきたのだ。
問題は辺鄙な場所にどうやってスキーヤ―を呼び込むかである。その鍵は中国人スキーヤーの誘致と聞いて更に驚いた。 あと数年経つと本国からのツアー客に埋め尽くされるらしい。
その某スキー場は頂上までロープウェーで一挙に上がると、5Kmの斜面を一気に滑れる素晴らしいコースである。近くには温泉やゴルフ場もある。便利になるのは嬉しいが、少しずつ国富が無くなっていくのが気掛かりだ。
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