先日TVを観ていたら、NYでラーメン一杯が3000円すると言っていた。本当かと思っていたら、久々にオーストラリアに来てその訳が良く分かった。
そのラーメンだが、中国人が作る現地ヌードルでも1500円はする。レストランで食べるスパゲッティやハンバーグは1800円と信じられない価格である。
3年間に来た時は、テイクアウトの中華が700円程だった。それから比べると倍以上値上がりしている事になる。日本の旅行者にとっては誠に厳しいの一語に尽きる。
ただ一方でそう変わらない物もある。それはゴルフ料である。何処でも大体30〜40ドルは昔のままだから、平均すると3年前だったら2500円、今でも3500円と充分許せる価格帯である。
ワインやジュースなどもそうだ。ビールもスーパーで6本入りのハイネッケンは2000円と、為替を考えても余り高くない。それでも新聞では酒税が上がるので、パブで飲むビールは安価なFour Xなら7ドルだが、近々12ドル時代が来ると言っていた。尤も旨いIPAなどもう1200円だから余り関係ないが、つまり食料品だけが突出して上がっているのであった。
この事をある時仲間で話した時、「我々が80年代に東南アジアに行った時そうだったね!」と言う事になった。いい思いもしたし、そのツケを今払っているのかもしれない。
それにしても時給は日本が1000円に対しオーストラリアは2000円になってしまった。2倍どころかドルベースだと3倍の格差である。若い人が可哀想だが、海外に出れば大きなチャンスが待っている。麺屋という市内のラーメン屋に入ったら日本人女性だけで錐揉みしていた。何と逞しいと思って感動した。
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