Tuesday, 28 February 2023
虎の門事件とステッキ銃
Saturday, 25 February 2023
不味い海外食
Thursday, 16 February 2023
シドニィ・シェルダン
Monday, 13 February 2023
オーストラリアのゴルフ事情
オーストラリアはゴルフ天国である。町から車でちょっと走れば沢山のコースが待っている。ゴルフクラブと称する処はレストランやカジノが付設していて、正に地域の社交場である。それに対しゴルフコースは文字通りゴルフだけである。やはり終わった後は冷たいビールが欲しいので、クラブの方がいい。
スタートは空いていればいつでも出れる。ただ週末などはやはり予約が必要である。至って気軽なゴルフだが、日本のゴルフ場と違う点は幾つかある。例えばコース案内、次のティーが何処だか殆ど標識がないので初めは戸惑う。次第に慣れてくると獣道ではないが、不思議にそれが見えて来るが。
人々はとても陽気である。根っからゴルフライフを楽しんでいるのが良く分かる。仮に打ち込んでも「ごめんなさい」は言わない。日本だと怖いメンバーからクレームが出そうだが、それもお国柄なのだろう。ただ一組6-7人で周るのには参ってしまう。先日も一緒に回ったオーストラリア人に「どうして倶楽部は注意しないの?」と聞いたが、暫くしてそれが愚問だと分かった。
勿論ドレスコードもない。皆んなゴルフの格好でやって来て、駐車場で靴を履き替えるだけだ。ロッカーもシャワールームもない処が多い。一体「ゴルフは紳士のスポーツ」でジャケット着用の日本の仕来りは何処から来たのかと思ってしまう。
又OB杭が無い。その代わりにウォーターハザードが多い。だからボールが無くなってもペナルティーは一つで済む。距離はメーター表示なのでヤードに数え直している。距離はやはり長い。パー4で400ヤードを越える処はザラである。コースに屯しているカンガルーや野生の鳥を見るのは本当に楽しい。
Friday, 10 February 2023
日本車は大人気
昔流行った若大将シリーズに「ニュージーランドの若大将」があった。加山雄三扮する日産の社員が、メルボルンで活躍する物語である。最後はNZのMtクックを滑り降りるシーンまであってまであって良く出来た作品だった。
その日本車だが、シェアはオーストラリアで50%を超えていると言う。中でも(自分も乗っていたが)トヨタハイラックスは断トツに多い。次いでカローラやマツダである。何故か若大将の日産は少ない。
そのオーストラリアのゴルフは至っては気軽である。クラブに着いて初めは「私は旅行者だけどプレイ出来ますか?」と慎重に切り込んだが、今では「予約してないけど回れるの?」と普通にやっている。
限られたクラブを除いて殆ど半パブリックである。それでも月曜日と火曜日はコンペをやっている所が多く断られ事もある。処が先日、受付の女性が「ちょっと待って、名前は何て言うの?入れてあげるわ!」と突然の配慮をしてくれた。
スタート時間に行くと、年配の大男3人が待っていて自己紹介するや否や直ぐにプレーが始まった。クラブメンバーの会だと言うのに、よそ者をよそ者と思わず受け入れる処がオーストラリアである。日本だったら「どうして参加出来たの?」なんて聞かれてそうなものだが、そんな野暮な事はない。先程のカローラを褒めてくれて人も、駐車場までカートで送ってくれ車談義が始まったのだった。
建国200年、考えればここでは誰しもが外来者である。その拘りがない風土は風通しが良く快適に感じる。
Wednesday, 8 February 2023
クロコダイルダンディー
先日、オーストラリアのパースで少女がサメに喰われたニュースがあった。その事を地元の人と話すと、「だから海では泳がないんだ!」と言われた。確かにゴールドコーストでも、ブリスベン市内の内海のビーチでも泳いでいる人を見た事がない。精々膝辺りまで浸っている程度である。
サメだけでなく、オーストラリアは野生動物の宝庫である。有名なコアラは流石に保護されているが、カンガルーは人間と共存している。ゴルフ場に行くと、家族毎に大きな木の下で涼んで暮らしいるカンガルーに出会う。なるべくボールが当たらないように気を付けている。ゴルファーが近づくと親が立って警戒するにがいじらしい。
ビックリするのはウォータードラゴンと称するカメレオンみたいな爬虫類である。突然保護色で現れるとビックリするが、結構人懐っこく逃げる事はない。クラブのが人に話すと「ああジミーね」とペット化している。
鳥に至っては物凄い種類で到底名前を覚える気にもなれない。ただ白オームの群れは圧巻である。ギャーギャーと煩く100羽近くで群れを成していて、近づいても逃げない。
オーストラリアの人は床に落ちても構わず拾って食べるし、キッチンに蟻が歩いていたりハエが飛んでいても気にする事はない。裏庭に蛇が出ても驚かない。
昔クロコダイルダンディーと言う映画があった。自然と共存しているオーストラリア男が都会に出てきて珍事を繰り広げるドラマであった。今でも広大な大地の一角で、皆んなクロコダイルダンディーをやっている気がする。
Monday, 6 February 2023
ラーメンの値段
先日TVを観ていたら、NYでラーメン一杯が3000円すると言っていた。本当かと思っていたら、久々にオーストラリアに来てその訳が良く分かった。
そのラーメンだが、中国人が作る現地ヌードルでも1500円はする。レストランで食べるスパゲッティやハンバーグは1800円と信じられない価格である。
3年間に来た時は、テイクアウトの中華が700円程だった。それから比べると倍以上値上がりしている事になる。日本の旅行者にとっては誠に厳しいの一語に尽きる。
ただ一方でそう変わらない物もある。それはゴルフ料である。何処でも大体30〜40ドルは昔のままだから、平均すると3年前だったら2500円、今でも3500円と充分許せる価格帯である。
ワインやジュースなどもそうだ。ビールもスーパーで6本入りのハイネッケンは2000円と、為替を考えても余り高くない。それでも新聞では酒税が上がるので、パブで飲むビールは安価なFour Xなら7ドルだが、近々12ドル時代が来ると言っていた。尤も旨いIPAなどもう1200円だから余り関係ないが、つまり食料品だけが突出して上がっているのであった。
この事をある時仲間で話した時、「我々が80年代に東南アジアに行った時そうだったね!」と言う事になった。いい思いもしたし、そのツケを今払っているのかもしれない。
それにしても時給は日本が1000円に対しオーストラリアは2000円になってしまった。2倍どころかドルベースだと3倍の格差である。若い人が可哀想だが、海外に出れば大きなチャンスが待っている。麺屋という市内のラーメン屋に入ったら日本人女性だけで錐揉みしていた。何と逞しいと思って感動した。
Saturday, 4 February 2023
豪州のマッカーサー
ブリスベンの市街地にマッカーサー記念館があるので行ってみた。ビルの8階にある小ぢんまりした展示だった。奥に彼が使っていた部屋もあり、革張りの椅子に座っては当時を思い浮かべた。
太平洋戦争では英雄だったが、朝鮮戦争ではあと一歩と言う所で議会に梯子を外された。大統領の道が閉ざされ、戦後は一人息子が偉大な父から逃れる為に失踪したりした。薄い頭を意識して終始帽子を付けていた事など、人間性を感じる部分も多い。
ノーフォークの記念館には東條英機邸から没収した軍刀や、降伏文書のコピーも土産で売られていて中々興味深かった。ただブリスベンの方は退役軍人と思われる人が屯っているだけで、何もなかった。
そう言えば、第一生命本社のマッカーサールームもあった。昔仕事の関係で訪れた時、「もし宜しかったらお見せしましょうか?」と言うので、折角なので見せて頂いた。ブリスベン同様、此方も大きな机と革張りの椅子が置いてあった。
マッカーサーはもう過去の人である。記念館を訪れる人も疎だし、若い人は名前さえ知らない人が多いようだ。ブリスベンには開戦当時100万人もの米兵が駐留していて、彼はそのトップだった。今となっては強者どもの夢の跡である。