曲の名前は「パリは燃えているか?」である。ラリー・コリンズの同名の作品が映画化され、こちらのテーマソングは弦を弾いた軽快なテンポだった。どうしてあえて同じタイトルにしたのか、こればかりは本人に聞いてみないと分からない。また結局パリは燃えなかったのに、どこからあの悲惨さが来たのだろう?
余談だが、「パリは燃えているか?」の小説は緻密な描写がとてもリアルである。例えば米兵士がシテ島のキャフェを出た瞬間に撃たれた件や、ヌイイ市役所の階段を戦車が昇るシーン、ノートルダム寺院の前で戦車戦が行われるシーンなど、ドイツ軍本部のムーリスホテルも現在もそのままなので読者はいつでもタイムスリップ出来る。
映画では若い頃のアラン・ドロンやジャン・ポール・ベルモントが華を添えていた。パリを破壊から救ったコルティッシュ将軍に対する感謝の念も後を絶たない。
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