Thursday, 24 November 2022

悔しさがバネに

昨夜のW杯対ドイツ戦は興奮した。前半押され気味の日本だったが、後半2得点して逆転で勝利した。特に終了間際、浅野選手のゴールは見事だった。念願のベスト8もこれでグッと近づいた。 
 
処でその浅野選手だが、前回のロシア大会では最終メンバーに入れなかった。今回の終了後のインタビューでも、「その悔しさを4年間持って頑張って来た」みたいな事を言っていたのが印象的だった。

思い出すのは遠藤保仁選手である。彼は2006年のW杯(ドイツ)には行ったものの、唯一出場機会には恵まれなかった。その時は素人考えで、「折角なので、ちょっとでも出してやれよ!」と思った。しかし彼はその体験を基に、その後2010年(南ア)、2014年(ブラジル)、2018年(ロシア)のW杯のメンバーに選ばれた。何よりその長い選手生活で、A代表の出場記録152試合、これは歴代1位である。

もう一人、香川真司選手もいた。2010年の南ア大会で最終メンバーには残ったものの、やはり最後で外された。当時の若手エースとした確実視されていたので意外だった。しかしその後の活躍は周知の通りで、2014年と2018年のW杯のメンバーになった。

最後に何と言っても三浦知良選手がいる。55歳にして現役を続行している信じられないサッカー選手である。その彼の有名なエピソードは1998年のフランス大会前の合宿で、最終メンバーから外された事件だった。当時は日本の中心選手として活躍していただけに、大きな話題になった。結局その後もW杯とは無縁の選手生活を送っているが、あの時の悔しさがあったらこそ、今でも心を燃や続けているのではないかと思っている。

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