幸い近所に立派な循環器の病院があったので診てもらった。そしてCTを撮ると、その場で「直ちに入院してください」になってしまった。どうやら肺に繋がる動脈に大きな血栓が見つかったようだ。先生から「手遅れになると命に関わります」と脅された。
幸い薬治療が功を奏し一週間で退院となったが、思いもしない展開であった。それにしてもあのままジョッギングを続けたら、それこそ突然の梗塞に見舞われたかも知れないと青くなった。やはり素人の判断は危ない。
随分前になるが夏の暑い日、テニスコートで仲間のMさんが突然倒れた。まだ40代の人だったが、突然呼吸困難に陥ってハーハーと苦しそうだった。周りにいた仲間が集まり心臓マッサージを始めた。誰かが「AEDはないか!」と叫んだ。「もっと大きく息を吸って・・」を繰り返したが、このまま酸素不足で死んでしまうかもと思った。
幸いそうこうしている内に救急車が来て、何とか一命を取り留めた。ビックリしたのは数日経った頃である。元気になって戻って来たMさんから意外な報告があった。何と病状は過呼吸だったいう。空気の吸い過ぎなのに、あの時皆が集まってやっていたのは全くその逆だった事が分かった。AEDを使っていたら致命傷になったかも知れない。それこそ青くなるどころか聞いていてヒア汗が出た。
最近は集まると健康と病気の話が多い。くれぐれも素人判断には気を付けたい。
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