Tuesday, 13 September 2022

国葬の論議

暫く前まで、安倍元首相の国葬費が問題になっていた。高いの安いの、どうでもいい話を国会で論及していた。又野党の点数稼ぎかと、「一度決まった行事だから、粛粛とやればいいのに!」と内心思って聞いていた。

ところがエリザベス女王の崩御が報じられると、そんな論戦はパタッと止んでしまった。流石に批判する方も分が悪いと思ったのかも知れない。これには呆れてしまった。 

 与党も与党で国葬に決めた動機が不純だった。本来は粛々とやればいい処、何を思ったのか弔問外交と称して外国の来賓を優先した。その為安倍さんが襲撃されたのは7月9日なのに、国葬は9月27日だから2カ月半もダラダラしてしまった。 

 普通お通夜と葬儀は一週間で行うのが日本の慣行だし、英国も今回2週間程度で国葬を行うというから尚更である。まさか英国女王が死去するなんて想像もしなかったのだろうけれど、この選択は間違っていた。

 本来は故人を忍ぶはずの舞台が、こうして汚されてしまった事に情け無い思いがする。そもそも今回の国葬には無理があったのは世論調査からも明らかだ。本当に不道徳な人が多過ぎる。

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