雨も降らないので、湖や河の水位がどんどん下がっている。ライン川の運航船の貨物が半分にしたとか、三峡ダムが緊急放水したとか、ニュースは絶えない。そんな中、思わぬものが出現して話題になっている。中国では長江の川が干し上がると仏像3体が現れた。600年前の物らしいが、ちょっとした観光になるかも知れない。
セルビアでもドナウ川から、第二次大戦時に沈められたドイツ軍艦が現れた。クライブ・カスラーの冒険小説は、こうした難破船を題材にしているだけに、ロマンを掻き立てられた人は多いのではないだろうか?
驚いたのは、アメリカのネバダ州の湖底から樽に詰められた遺体が出て来た話だった。服装から1970年代の時期も特定された。50年前だから、ひょっとして犯人は生きているかも知れない。長い間、完全犯罪が成立していたと思いきや、正に天が暴いた一件だった。
一度終わったはずの過去が、突然ある時明るみに出ると誰しもが驚く。思い出したのは、映画「太陽がいっぱい(Plein Soleil)」である。アラン・ドロンの若い頃の作品で、彼が演じる青年がヨット上で殺人を犯す。遺体は海に流して終わったかと思っていたが、遺体が船底に絡まっていて、陸に引き揚げれた船から事件が発覚するのであった。完全と思っていても、どこかに落とし穴はあるものだ。
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