Friday, 19 August 2022

犬とペットロス

愛犬が耳を搔いている。痒そうで後ろ足で何度もボリボリやっている。昔飼っていた犬も同じようなことをしていたので、「ひょっとして?」と思い見ると、耳の中に膿が溜まっているではないか!早速近くの獣医に連れて行くと、「これは外耳炎だね!」と言われた。飛び込みだったが、丁寧に治療してもらい事なきを得てホッとした。

犬を飼って40年、今回ので6頭目になる。長生きするのもいれば、2年弱で死んでしまったのもいた。一緒に暮らしていると家族同様、あるいはそれ以上に情が移るから困ったものである。だから急にいなくなると寂しさと喪失感で変になってしまう。

昨年8歳で死んだゴールデンレトリバーはその典型だった。大人しくて置物のようにじっとしている犬だった。普段は呼んでも来ないが、エサの音がすると立ち上がってやってくる。それがある時突然元気がなくなった。大好きな散歩も嫌がり、2カ月ほどして電池が切れるように息絶えてしまった。暫くは毎日、写真ばかり見ては懐かしんだ。所謂ペットロスになってしまった。 

そんな話をやはり犬仲間のCさんにした。Cさんは奥さんに先立たれ愛犬と二人暮らししている。ただその愛犬も17歳、もういい歳である。そんなCさんを見て「そろそろもう一匹飼ったらどう?」と話した。「そうだな?でも俺も歳だから新しいのが来ても、俺の方が先に逝っちまうよ!」と尻込みする。「そんな事心配しちゃ駄目だよ!新しいのが来れば又変わるから!」と言ったものの、その後どうなったのだろう。犬は可愛い分、付き合い方も大変だ。

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