Saturday, 16 July 2022

迫力満点のトップガン

毎日よく雨が降る。また梅雨に戻ったようで、天候の不順に振り回されている。こんな時は映画館に行くに限ると、今話題の「トップガン マーヴェリック(Top Gun : Maverick)」を観に行った。平日の昼だと言うのに、満席で人気の高さを伺えた。 

主演のトム・クルーズは、相変わらず格好良かった。いつもの革ジャンにカワサキのオートバイを乗り回し、爽やかな笑顔と引き締まった体は昔のままだった。今年で60歳というが、前作から36年も経ったとはとても思えない。そのせいか、前作がまるで昨日の出来事のようでスッと受けれられた。

最初の「トップガン」は1986年、彼が24歳の時だった。旅行でカプリ島に行った時、地元の人から「最近トム・クルーズがここに別荘を買った」と言っていた。思えば長い間トップスターをやっている。 

作品を見ていて快かったのは、他の出演者も身体も鍛え抜いていて、本物のパイロットを彷彿とさせた事だった。撮影では出演者が訓練を経て実際に搭乗したと書いてあったが、トム・クルーズの拘りが作品をよりリアルにしていたのは確かだ。 

そんな彼は予てよりADHD(注意欠陥、多様性障害)を患っている。イチローやアインシュタインなど兎角天才と言われる人も罹る精神障害であるが、彼の一途で強い思い入れはそこから来ると思っている。

作品は兎に角迫力があった。噂の通り実際のジェット戦闘機を使った映像は、まるで観客自身が搭乗しているかのような感覚だった。息を飲むとはこの事で、特に後半の戦闘シーンは一時も目を離せなかった。最後も昔の恋人と嘗ての名機ムスタングで飛び立つなど、格好良さも満載の映画であった。

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