一カ月ほど前だったか、食事をしようと口を開けようとすると痛みが走った。また虫歯かな?と思って歯茎に触ってみたが、歯の異常はなさそうだ。ネットで調べて行くうちに、それは顎関節症ではないかと思えてきた。顎関節症は何らかのストレスで歯を食いしばるうちに、顎の筋肉に支障を来す病という。
早速行きつけの歯科医に行って相談した。ただネットでも書いてあった通り、それは歯科医の範疇でなく専門医の職域だと言う。先生は「大学病院に紹介状を書く」と言ってくれたが、自分で探すうちに、近くに顎関節学会の専門医がいる事が分かったので早速行ってみた。
そして受診する事1時間、骨には異状ない事が分かりホッとした。先生から治療は、「只管歯を嚙み締めないように心がける事」だと言われた。人は口を閉じた時に、上下の歯がくっ付かない事もその時初めて知った。そして「歯を離している?」の自己暗示を続けるうちに、大分回復してきた。
それにしても「俺ってストレスあったのかな?」とちょっと心配になった。若い頃なら兎も角、歳を取っても無意識のうちに競争や時間に追われていたら、それは我ながら可哀そうである。原因不明のアクシデントに、ふと日頃の生活を顧みたのであった。
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