Friday, 15 April 2022

踝ファッション

久しぶりに町に出ると、若い人の服装の変化が気になる。まず女性であるが、ハイヒールを履いている人は稀で、殆どがスニーカーで歩いている。歩き易いのかも知れないが、スカートと全くマッチしていない。そのスカートもアラブの装束のように、だらっとしていてだらしなく映る。 

シャツの裾が外に出ている着こなしも、殆ど理解出来ない。出始めた頃、それがファッションだと知らず、会社の人に注意して恥ずかしい思いをした。おまけに昨今のコロナ禍でマスクが常態化しているから、化粧すらしていない。こうなってはもう世も末である。

男も変ってきた。今時のスーツは身体にピッタリとしている。初めは「こいつ、サイズを間違えているんじゃない?」と思った。またズボンの丈が短く、踝が出ている輩も多い。とても見られたものではないし、第一汚らしい。

ハンドバックや手提げかばんも、リュックサックに代わってきた。スーツにリュックサックのいで立ちを見ると、戦後の買い出し姿を思い出してしまう。両手が空いて機能的なのは分かるが、それにしても大人がランドセルを背負っているようで極めてダサい。たまにバックを持った男もいるが、そのバックも買い物籠の紐を長くしたようで弱々しく見える。

デフレが長期化して元気が出ないせいなのか、将又男女均等の影響なのか分からないが、このうらぶれた風潮は嘆かわしい限りである。それにしても昔は華やかだった。男はもっと男っぽく、女ももっと女ぽかった。こんな文化だから、結婚する気が起きないのも尤もだと思う。

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