Friday, 22 January 2021

CurveとCarve

スキーの季節である。ただ今年は緊急事態宣言が出ているので自粛すべきだろうか?将又GoToキャンペーン中止の折だから、地方経済に少しでも貢献するのも大事である。所詮は空気の綺麗な自然の中で、三密の雑踏に行くのとは訳が違う。散々悩んだ挙句、やはり行ってみる事にして、こっそり恒例の越後湯沢を訪れた。

案の定、街は人気がなくスキー場もガラガラだった。ゲレンデも殆ど貸し切り状態で、その割には朝になると圧雪を普段通り行っていたのには頭が下がった。ホテルも通常通りの営業でしかも半値だった。客は殆どいないのに温泉はかけ流しだからジャージャー流れている。何ともったいない!夜は地元の山菜を肴に緑川を楽しみながら、「何もここまで徹底しなくてもいいのになあ?」と思った。 

スキー板はいつも持参せず、地元のレンタル屋で借りる。スキー場まで無料で送り迎えしてくれるからだ。常連なので最新の板を用意してくれるのが有難い。今回もカービングのいい板を出してくれた。随分前になるが、仕事仲間でそのカービングの語源を巡って盛り上がった事があった。誰かが「重心を掛けただけで、簡単に曲がれる(curve)な!」と言うと、H君が「でもカーブにはcarve(削る)というスペルもありますよ?」と言うではないか!確かにコブを削りながら滑り降りるのに適した板なので、「はてどっちが正しいのだろう?」という事になった。調べてみたら、正解は後者のcarveであった。それまではてっきりcurveかと思っていたので、気が付いて良かったと自嘲した。20年も前の会話をふと思い出した。

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