Friday, 13 November 2020

希望の電池

アメリカ大統領選挙では、バイデン氏が過半数を取って勝利宣言をした。ただトランプ氏は敗北宣言を出していないどころか、これから法廷闘争に持ち込むという。傍から見ると無謀に見えるが、その戦略は何なのか?怪しげなサイトに、量子金融システム(QFS: Quantum Financial System)の話が出ていた。それによると、投票用紙には暗号番号が搭載しており、一枚一枚追跡が可能だという。日本の一万円札の透かし技術を使っているらしい。つまりおとり捜査の一つで、先に犯罪を誘発し後からその悪事を暴く仕掛けらしい。どこまで信じていいのか分からないが、不正が集計があったとするとどんでん返しが待っている。
 
そんな事を尻目に、バイデン氏は早速コロナ感染対策のチームを立ち上げようとしている。遅きに失しているかも知れないが、当然と言えば当然である。コロナの疫病は人と人に距離を遠くし、人間社会の活力をどんどん削いでいるから早い方がいい。リモートワークは感染予防になるかも知れないが、肌感覚に欠けるから事務的で付加価値を生まない気がする。ソーシャルディスタンスで会話してもよく聞こえないし、ビニールのカーテンは人間関係をも遮断する。コロナの疫病は想像力も奪うので、希望の電池が段々減って行くようで気掛かりだ。

 先日CNNのニュースに、イタリアの村で住民の誘致をしている話が出ていた。場所はローマの東北にあるサント・ステファノ(Santo Stefano)という村であった。1200mの高台には100人程度の人が住んでいるが、村は過疎化しているので、移住くれる人に空き家を1ユーロで提供するという記事だった。勿論行った事がない村だったが、山岳地帯で夏なら涼しいそうな場所だった。一昔前ならこうした話題に旅愁を誘われたが、今ではただのさえひっそりした村を思い浮かべてしまう。コロナは今の仕事ばかりでなく、夢やロマンも奪い始めている。

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