早いものでもう暦の上では立秋、長かった梅雨が明けたかと思ったらもう秋だ。短い夏をせめて楽しみたい、そう思いながら長野の山奥で避暑している。8月なのにセミが鳴かないし、夕方から雷豪雨がやってくる。今年は変な天気が続く。
東京ナンバーの車だと冷やかな視線を感じる。先日もどこかの県でプレートが悪戯される事件があったが、あまり歓迎されていないので注意している。夕方のニュースで感染者が発表されるが、東京みたいに大雑把でなく、「事例XX番、XX町のXX才の男性」と個別に公表される。そのため地元の人なら誰だか直ぐ分かってしまうらしい。だから先日も、感染した年配の女性が嫌がらせを受け転居を余儀なくされたり、感染者の出た銀行のガラスが割られたりした。田舎の人間関係は密なだけに怖い。
それにしても、日本の国民はなんやかんや言っても、政府や知事の要請に良く耳を傾けていると感心する。テレビのコメンテーターも、「政府は何もしていない!」と批判する人ほど、国が何かしてくれるのを待っているから可愛い。会社勤めの人は帰省で何かあれば、隔離され会社を休まざるを得ない。人事評価にも影響するから従順である。感染予防の所々に、日本らしさを感じる今日この頃である。
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