Saturday, 11 January 2020

統計は語る

昨年、厚生労働省で統計の改ざんが問題になった。勤労統計で全社を対象とするところ、抽出で行ってしまった。それにより、中小企業では賃金が上昇した結論になってしまった。当時はまた政府に付託したと騒がれたが、あってはならない事だった。

統計を取ると、見えないものが見えて来る。昔同僚にIさんという人がいた。几帳面な人で、自身の健康診断の値や読書回数、飲食費など、生活に密着するデータを時系列で取っては手帳に記していた。それを見ていて、自分も取り敢えずΓgtp 値から遡ってみる事にした。20年分の健康診断書からその数値を拾うと、忙しかった時期のΓ値は高く、逆に平穏な時は低くかった。仕事のストレスに比例して酒を飲んでいた事が判明し、苦笑してしまった。

それからは、テニスやゴルフのスコアもデータ化し始めた。例えばテニスの試合結果を〇☓△で残し、年末になると勝率を計算してみた。すると毎年必ず48%の数値になるから不思議だった。中々勝てない実感を、数値が見事に証明していた。ゴルフのスコアもそうだ。恥ずかしいので数値は伏せるが、平均すると毎年殆ど同じ数値に収斂する。そんな数字を頭に入れながら、せめて昨年よりもいい値を出そうと頑張っているが・・・。

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