Friday, 13 December 2019

COP25あれこれ

現在、COP25がスペインのマドリッドで披かれている。スウェーデンの少女が時の人になり、注目されている。タイム誌の表紙も飾るそうだが、トランプ氏などはツイッターで「Chill!(頭を冷やせ)」と冷ややかだ。

COPはエンドレスの国際会議である。出席しているメンバーは、国際機関、政府機関を始め、シンクタンク、大学、NGOなど多彩である。多くはその道のエキスパートとして、温暖化マフィアと呼ばるプロである。言わば、永年に渡り、温暖化問題で食べている人達である。グレタさんのような人達も、ある意味では批判を職業として生活しているグループである。会議は永遠に続くから、国や研究機関の予算も終わる事はない。一度その道のエキスパートになると、余人をもって代え難いので、就業も安定している。元より「温暖化対策など止めてしまえ!」などと言う人は皆無である。おそらく人類が原始的な生活に回帰しない限り、温度はドンドン上がり続けるだろう。地球人にとっては大変な事だが、温暖化マフィアに取っては好都合である。

日本からは小泉環境大臣が出席し、スピーチの一部が報道されていた。全部を聞いた訳ではないが、「私もこれから子供を持つ者として・・・」の発言にはがっかりした。先の国連で行ったセクシー発言もそうだったが、抽象的で聴衆のニーズに応える内容ではなかった。出席者が聴きたいのは、その具体的な対策である。恐らく省内では「日本は原発が停止し、石炭に依存せざるを得ないが、日本のCO2排出に伴う石炭効率は世界一である。今や石炭はクリーンだ!」位なペーパーは用意していただろう。どうしてそれを前面に出さなかったのだろう?と不思議だった。ヒトは思い込みが激しいと、空回りするものだ。進次郎氏が稚拙に見えるのは、そんな人柄が災いしている気がしてならない。

No comments: