Saturday, 7 September 2019

ジンバブエの少女

ジンバブエのムカベ元大統領が死去した。暫く前から若い奥さんが病床にある氏に代わり、政府に対抗していたニュースが流れていたがどうなったのだろう?独裁者としてあまり評判は良くなかったようだし、それにしてもアフリカ人で95歳は長寿だった。

アフリカにすら行った事がないので、況やジンバブエがどこにあるかも知らない。ただ今から30年ほど前だったか、フォスタープランの支援を行った時だった。毎月3000円をアフリカに支援するプログラムに申し込むと、暫くして事務所から手紙が来た。それには「貴方の子供が決まりました。ジンバブエに住む15歳の少女で、名前はXXです。両親は離婚しているので、お金は学費に使います」と書かれていた。写真も同封されていて、市場に立つ少女が写っていた。支援は2~3年程続けたが、いつの間にか止めてしまった。その子がどうしているか?、本当にお金が届いたのか?今では何も分からない。

そんな思い付きのような支援とは違って、直に貢献している人に会うと頭が下がる。以前日仏会館で出会った若い女性は、ブルギナファソの病院で働いていた写真を見せてくれた。牛の糞で出来たみすぼらしい小屋に住み、現地の治療に当る姿は逞しかった。今回のアフリカ会議で、日本の目玉になったケニアの地熱発電所もそうだ。辺りはキリンが歩く原野、唯一の楽しみは首都のナイロビへの買い出しで、車で半日も掛かる距離を日本食を求めてやって来る。アフリカに関わるには、やはり若い頃から始めないと難しい気がする。

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