最近、やたらに煽り運転が話題になる。ドライブレコーダーのお蔭で、証拠が残る事も一因かも知れないが、それにしても見知らぬ車に怖い思いをさせられ、挙句は殴られるなんて、何とも理不尽である。そんな時は、相手のナンバーをメモして住まいを割り出し、後日手下を連れて訪れる。「いつぞやの方でしょうか?今日はお礼に来ました!」、さり気なく確かめて後は手下に任せてその場を去る・・・なんて事が出来たら痛快だろう!
ところがそれを実践した人がいた。「ゴッドファーザーの血」の著者マリオ・ルチアーノ氏である。彼はイタリア人であの有名なマフィア、ラッキー・ルチアーノ(Lucky Luciano)の甥に当る人である。波乱万丈の人生で、シシリー島からアメリカ、フィリッピンに渡り、今は日本で過ごしている。マフィアの血を引くだけあって、山口組とも盃を交わしたり、クラクションを鳴らしたと言い掛かりを付けられて殴られた落とし前には、先の報復に出た。絡まれたヤクザにも、金属バットでベンツをボコボコにするなど、その道の流儀が身に付いている。本物のマフィアには会った事はないが、以前シシリー島のコルレオーネ村を訪れて以来身近になっている。本の著者は、現在茅場町でイタリアレストラン「ウ・パドリーノ」を営んでいるというから驚きだ。あのマフィアスタイルの麻生さんも訪れたというし、話のタネにいつか行ってみたいと思っている。
No comments:
Post a Comment