ワシントンDCを歩くと、改めてアメリカという国の大きさを感じる。ホワイトハウスから数分の処には世界銀行とIMFの本部のビルが並んでいた。ドルは以前に比べれば威信が低下しているとは言え、まだまだドルに代わる決済通貨は出て来ない。世界のおカネを動かしているのは、やはりアメリカ!2つのビルを見るにつけ、それを強く実感した。
少し歩いたモールには、アメリカの歴史、航空宇宙、美術などを公開するスミソニアン博物館が立ち並んでいた。先日のトランプ大統領の予算措置で一時閉鎖が続いていたので心配していたが、行った時には再開していた。年間の予算は1000億円を超えると言うが、何とどこも入場は無料であった。とても1日では廻り切れない展示数で、世界から集めた航空機やモネ、ルノワールなどが所狭しと並んでいた。在米日本人の歴史も丁寧に綴られていたり、勿論真珠湾や東条もあった。日本の修学旅行もこんな処に行けばいいのに!と思い、ただただアメリカの懐の深さに驚くばかりだった。
その中の一つ、ナショナルギャラリーに行った時、大好きな画家コンスタブルの絵画を見付けた。以前、その代表作「サルスベリー寺院」をボストン美術館で見た事があった。その絵は子供の頃に画集で知り、何年かしてイギリスで実物の寺院を訪れ、そしてNYでその絵画に辿り着いた経緯があっただけに、その時は子供の夢が叶ったかのようだった。今回はやはり英国の田舎を描いた作品であったが、意外な発見だった。
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