先日、テニスの公式戦に参加した時だった。係りの人から、「そのシャツは駄目です!着替えて下さい」と言われた。「何でですか?」と聞くと、「アディダスの三本線は駄目なので・・・」と訳の分からない事を言われた。その場は取り敢えず言われた通りにし、試合が終わってから確かめに行くと、服に着けるロゴは13㎠が2つまでと決まっているが、アディダスの三本線は商標登録されているので、ロゴ扱いになるという。
本当かな?と思って調べてみたら、アディダスの三本線は2014年に商標登録されたが、2016年にはEUの知的財産庁がその登録を取り消しているではないか!その後、決定を不服としたアディダスが提訴していたが、それも今週の19日に下級審が登録を無効する決定を下した。と言う事は、着ても問題ないじゃない?という事になる。日本テニス協会に照会しても、まだ返事がない。
アディダスと言えば、思い出すのはベルナール・タピである。90年代半ばにフランスの実業家のタピが買収に成功した。それはドイツ人にとってはショッキングな出来事だったが、タピ氏は一躍時の人になった。ところがその後、サッカーの八百長事件などで逮捕されたのを契機に会社の業績も悪化し、最後は会社を手放した。サンジェルマンにあった豪邸が銀行のかたになり、空き家になっていたのが象徴的だった。昨日も原宿でスニーカーを巡り販売が中止になる騒ぎがあったり、有名ブランドだけに何かと話題には尽きない。
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