5月のゴールデンウィーク、今年は10連休と長い。流石に道路渋滞も少し分散されているようだが、こんな時こそ、静かな都内で過ごすのが一番である。そんな事で、渋谷に映画「ハンターキラー潜航せよ(原題:Hunter Killer)」を観に行った。
潜水艦を舞台にした映画は、兎角地味なのであまり期待していなかった。しかし流石に今の作品は良く出来ていて、飽きずに楽しむ事が出来た。物語はロシア海軍で大統領を拉致したクーデターから始まる。放っておけば東西の戦争が始まる危機の最中、米潜水艦がロシア大統領の救護に向かう。あり得ない話を地上アクションも交え、スリリングに纏めていて面白かった。特に主役のGerard Bulterの演技が光ったし、本物の原子力潜水艦や駆逐艦の迫力が劇場の音響効果で凄かった。
旅行好きの者にとって、何より関心を誘ったのがその撮影地であった。最初に出て来たのが、スコットランドのNATO軍港であった。雪に覆われ荒涼としたその場所は一体どこだろう?北海だろうか?帰って調べてみると、何とアラスカのアンカレッジ近郊だった。一方ロシアの軍港も、フィヨルドに囲まれた寒々しい場所だった。此方はブルガリアの黒海のVerna軍港で撮ったという。それが分かると少し興醒めしてしまった。また救助されるロシアの大統領だが、プーチンとは似ても似つかぬ人だった。おかしいな?と思っていると、モデルはウクライナ大統領のプロシェンコだった。当初その設定を巡って揉めたようだが、確かに俳優も似ていた。DVDが出たら、その辺を再検証するのが今から楽しみだ。
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