毎年春を感じさせるのが、ゴルフのマスターズとテニスのモンテカルロ選手権である。マスターズではウッズ選手が奇跡的な復活を遂げた。スキャンダルや怪我を乗り越えての優勝に、勇気をもらった人は多かった。ゴルフ仲間でも一時その話題で盛り上がった。特にアーメンコーナーの12番は池越えのパー3で、仮にワンオンしても池に吸い込まれる難コースだが、ウッズは上手く切り抜けていた。そんな話していたら、知人の日本人でホールインワンした人がいると聞き、一層身近になった。それにしても画面に映し出されるオーガスタのグリーンが何と美しい事か!春の陽光に映え見ているだけでウットリしてしまう。
もう一つはモンテカルロである。期待した錦織選手は初戦で敗れてガッカリした。優勝はイタリアのフォニー二選手であった。普段はドクロのロゴが入ったシャツを着ているが、今回は新しいモデルなのだろうか?フォアハンドがバンバン決まっていたので、きっと調子も良かったのだろう。モンテカルロはヨーロッパ最大のカジノの町である。世界の金持ちが集まる華やかな雰囲気が、地中海に浮かぶヨットからも伝わって来る。特にこの季節は、春の強い日差しに映える赤土が美しい。選手の鍛え上げられた肉体と相まって、これまた絵のような光景を繰り広げている。
ただ今年は風が強かった。テレビの映像でも砂が舞い上がっているのが良く分かった。テニスにとって風は強敵だ。気も滅入るし集中力が削がれる。上手く読めば味方になるが、逃げれば敵が2人になったような気分になる。その点、どの選手も風を諸ともせずに処理していたのが印象的だった。流石プロは違う!
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