Thursday, 21 February 2019

日本人お断り!

年々増え続ける外国の観光客は、昨年は3000万人になったという。随分前から、全国津々浦々、何処に行っても外国人、特に東南アジア系の人が居ない処はない。大阪の道頓堀界隈は「ここは香港か?」と思いたくなる。聞こえて来るのは中国語ばかりで、出張でホテルに泊まろうものなら、朝食時に9割以上は外人客だと気が付く。有馬温泉など、小さな山間の景色が変わっている。都内の新宿、渋谷も、一見区別が付かないが、歩いているのは日本人より中国人や韓国人の方が多い気がする。

スキー場も例外ではない。湯沢町も東南アジアの人でごった返していた。外人の経営するレンタルスキー店も出来たり、レストランも予約がないと入れない時代になってきた。白馬もそうだ。こちらは圧倒的にオーストラリア人が多い。今では成田から直行のバスがあるらしいが、小さな村が占領された?みたいな感じである。スタンドバーも、客ばかりか従業員もオーストラリア人で、日本人は遠慮するような場所になっている。勿論レストランも一杯で、予約がないとまず夕食に預かれない事態である。多分誰かが手配しているからだろうが、それはまるで「日本人お断り!」みたいな印象を受ける。仕方がないので、我々はコンビニで弁当を買って済ませることになる。

それは何も日本に限った事ではないようだ。オーストラリアもそうだった。偶々春節に重なったため、シドニーは中国人ばっかりだった。ショッピング街の飾り付けや、港のオブジェも中国人歓迎であった。その数はやはり異常で、ここは上海かという感じだった。中には道路を逆走する中国人ドライバーや、公共の場で用を足す人、ぶつかっても平気で行ってしまう無礼人など、短い間にも多くのドラマがあった。ただオーストラリアはまだ広いからいい。狭い日本はもう限界である。入国の人数、それに国別の割り当てで規制する時代になっている。

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