Wednesday, 14 November 2018

WWI終結100周年

先日、第一次大戦(WWI)の終結100周年の行事がパリで行われた。トランプ大統領が雨で式典をキャンセルし話題になったが、多くの各国首脳が集まった。日本からは麻生副総理が出席したらしいが、やはり安倍首相が一緒にシャンゼリゼを歩いて欲しかった。

式典に続き、各国首脳は自国民が犠牲になった場所を訪れた。興味深かったのは、その知られざる激戦地であった。トランプさんが行かなかったのはパリ近郊のベロー(Belleau)で、米兵9千人が死傷したらしい。カナダのトルドー首相が訪れたのは、ベルギー国境近くのヴィミー・リッジ(Vimy Ridge)だった。こちらはカナダ兵が23万人も死傷した激戦地で、意外な場所の多さに驚いた。一方、独仏の首脳が訪れたのは、コンピエーニュの森だった。昔訪れたが、有名な列車が置かれていて、第一次大戦でドイツが降伏文書にサインした場所である。ヒットラーはそれに倣い、第二次大戦では逆にフランスに降伏(休戦)文書にサインさせた因縁の車輌である。

流石、安倍さんが行っても近くに日本軍が戦った場所は無いだろう。あるとすればマルタ島である。英国の支援に向かった日本海軍の駆逐艦「榊」がUボートに撃沈され、その乗組員59名の墓がある。明治維新からまだ50年も経ってない時に、よくこんな処までやって来たもんだ!以前マルタ島を旅した時、日本人として誇らしい気分になった。尤も安倍首相は昨年、イタリアのサミットの後でその墓参りを済ませている。だったら今回はいいかも?

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