Saturday, 24 November 2018

水の一滴血の一滴

暫く前に、周防大橋に外国船が衝突した。その事故で水道管が破損し、周防大島の9000世帯が断水状態になった。未だに復旧していないと聞くので、さぞかし生活は大変だと想像する。この春、陸奥記念館を訪れた縁で、気になっている。

記念館は島の東の先端にあった。橋を渡り車で1時間は掛かっただろうか?結構大きな島であった。吉村昭著「陸奥爆沈」を読んだ直後だったので、船が沈んだ柱島近辺の海を見ながら、犯人と思われる男の半生を思い浮かべた。翌日、今度はフェリーで四国に渡った。船が昨日渡った周防大橋を抜け、その記念館辺りに差し掛かると、航路は急に狭くなった。どうやらこの辺は漁場らしく、平日だというのに多くの釣り船が集まっていて、フェリーの警笛で左右に散った。

そう言えば、あのシンガポールも水はジョホールバルを通ってマレーシアから輸入している。昔は「水の一滴、血の一滴」と言って確保が難しかったが、最近はあまり聞かない。下水を上手く再利用しているようだ。兎も角、水は命に繋がるから大変だ。

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