経団連が、就職協定の廃止に踏み切った。当たり前というか、今まで続いていた事が不思議である。外資やベンチャーなど、経団連に加盟していない処は対象外だったり、そもそも留学生にこの縛りは意味がないから形骸化していた。
ニュースを見ていて面白かったのは、学生や大学の反応であった。それを歓迎する人もいれば、就活が混乱するので心配する人も多かった。”時代の変化に対応するには柔軟で斬新な思考”とか、口では言っても、いざ自身の事になると保守的になってしまう人が多いものだ。これをチャンスと捉える人は企業も欲しがる人材だろうし、逆に不安がっている人は駄目かも知れない。気軽にテレビのインタビューに応じて、文句ばかり言っている学生を見ていると、「会社は見ているよ!もう既に面接が始まっているんだよ!」と、思いず言いたくなってしまった。
ところで、その経団連の会長に就任した中西氏だが、流暢な英語を話す国際人である。ある国際会議でお目に掛かったが、単に英語が上手いばかりでなく、お人柄もスマートな方だった。久々に日本の顔として恥ずかしくない人が出て来た、そんな印象である。これからも、古い体質をどんどん改革していって頂きたい。
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