今朝の読売新聞に、ザリガニの話が出ていた。マリモで有名な北海道の阿寒湖で生息しているという。所謂外来種だが、今になっては、レイクロブスターと称し、地元の貴重な観光資源になっているという。獲っても獲っても大丈夫らしい。何やら食料不足の戦前に、北米から持ってきたらしい。
暫く前に読んだイルカの話もあった。和歌山県の大地町で昔から伝統のイルカの追い込み漁を取材した作品だ。タイトルは「白人はイルカを食べてもOKで、日本人はNGの本当の理由」という講談社の本だった。著者は、400年前から続いている漁が、映画「ザ・コーブ(The Cove)」によって世界から非難された事を題材にした。確かに海を血に染め、動物みたいなイルカを食用にするのは抵抗感があるが、これも戦後食糧難の日本に解禁されたものだった。
本では、デンマーク領のフェロー諸島の同じような漁を紹介していた。どうしてあっちでは良くて日本では駄目なのか?フェロー諸島の人に言わせれば、自身は生存の為に獲っているが、大地町では第三者の売る商業目的で獲っている言っていた。ただそれもあまり説得力がなく、結局はどちらも生きるための獲って食べているに過ぎない事に思えた。都会でスーパーしか知らない者には言う資格はないが、ヒトは生きるためなら何でも食べてきた。
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