財務省次官のセクハラ事件、それを報じる週刊新潮が今日発売というので早速買いに行った。一軒目、二軒目にもなく、三軒目の本屋でやっと手に入った。記事はテレビで報じられていたので左程驚くような内容ではなかった。何せ、活字の前に音声が流れると言う、前代未聞の出来事だったからだ。
それにしても最初から不可思議な事が多すぎる。女性記者は初対面でなく、1年以上前から同伴しているという。いくら仕事はいえ、公私の域を超えている気がするし、今に始まった会話とは思えない。確かに次官の音声を耳にすると、聞きしに絶えないものがある。ただそれはどう見てもプライベートな時間の話にしか思えない。誰もが仕事を終え会社の愚痴、仕事の不満をぶちまける時間帯である。それを狙って1年以上前から画策していたのだろうか?況や、朝日の記者が競合他社の新潮にネタを売ったのは利益相反や背任にならないのだろうか?又、昨今の裁量性労働の範囲だったのだろうか?疑問は尽きない。
そう言えばこの手の話は、佐藤優さんが面白可笑しくロシアのハニートラップで紹介していたのを思い出す。カモは日本から出張したきた人、巧妙で組織ぐるみの罠にどっぷりと浸かり、その後の後始末を現地の大使館がする話である。勿論今回の事とは比べるのはどうかと思うが、何かそれが引っ掛る。もう一つは男女の逆セクハラである。いつからか知らないが、セクハラの言葉が独り歩きしている。麻生大臣の発言は全く理にかなっていると思ったが、それは時代にそぐわないと言う人が(特に女性に)多い。「女は弱い者」を逆手に取る風潮である。ただ満員電車で女性専用車は悠々と出勤する一方、男性は狭い車両に押し込まれれていたり、痴漢は男と決まっていたり、最近では逆に男の不公平感が募るのも事実だ。正に逆差別の時代である。「男子厨房に入るべからず!」の時代に育った者にとって、中々生き辛い時代である。
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