Saturday, 31 March 2018

カラスの巣造り

桜が満開、春爛漫である。公園の花々も咲き始め、寒かった冬の終わりを告げている。又何かが終わり、何かが始まる予感がする。

冬の間、暖を取りに住みついたネズミも去った。夜になるとコトコト走り回っていたが、いつの間にかその足音も聞こえなくなった。昨年は掛かったネズミ捕りだったが、今年は学習効果が効いたのか、収穫がないまま終わってしまった。

代わりに来たのはカラスである。毎年杉の木の上に巣を作りにやってくる。この時期は、洗濯物のハンガーや木の枝を忙しく集める。それが終わると卵を産む。区役所に聞くと、その時点で巣を取っても又産み付けるので、雛が孵ってから除去することにしている。卵だと警戒するカラスが、雛だと無防備になるのは不思議である。4月後半になると、区役所の人が来て、まだ赤い雛を袋に入れて持ち帰る。そっちの方が可哀想な気がするが、やはり気持ちの悪い鳥である。そんな春のルーチンがまた始まった。

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