首相が外遊する時、政府専用機を使う。いつも予備の機を飛ばし、万が一の時にスタンバイしているらしい。キャビンアテンダントや操縦士も自衛隊の職員だ。一見豪華なイメージがあるが、そんな話を聞くと極めて実務的な雰囲気が伝わってくる。
そんな中、ある人に政府専用機で出て来る日本酒をご馳走になった。「日本の翼」という福井県の酒で、4号瓶で5000円もする大吟醸だった。流石にデリケートな円やかさがあり、専用機に乗った気分になった。
今回の外遊も経済人が多く同行したらしい。同じ飛行機に乗っていったか不明だが、そうだとするとビジネス席とエコノミー席は限られているので、誰が何処に座るか、気になる処である。「なんだ!あいつがビジネスで何で俺がエコノミー?」みたいな声が漏れ聞こえて来そうだ。会議の席次やホテルの部屋もそうだが、序列を重んじる日本の経営者には、別の意味で悩ましいツアーに違いない。
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