Saturday, 16 December 2017

ジョニー・アルディーの埋葬

先週、フランスのロック歌手 ジョニー・アルディー(Johnny Hallday)が亡くなった。フランスのエルビス・プレスリーと言われ、昔から絶大な人気があった。フランスの代表的な大衆誌であるパリマッチの表紙を良く飾っていた。ハスキー犬のような目つきは一度見たら忘れられない鋭さがある。ただ残念ながら歌は一度も聞いた事がない。あまりロックに関心がないからだ。

そんな彼の葬儀にパリ市民100万人が参列したという。歴代の大統領が3人も出席し、多くの市民がシャンレリゼ通りを行進した。その規模は革命記念日を上回る大変なものだったと、パリに住むHさんが興奮して伝えて来た。またこうした国民的な追悼はエディット・ピアフ以来だという。改めて歌というか芸術の都らしい出来事だと思った。

葬儀が終わると、遺体はカリブ海のサン・バルテルミー島(Saint Barthélemy)に運ばれた。奥さんが故人の遺志を継いだらしいが、どこかと思って地図を調べると、何とドミニカの近くでフランス領の島だった。でもどうして遥々こんな孤島に埋葬を希望したのだろうか?そんな事の方が気になった。今まで散々注目されて来たので、これからは人々から離れた処で静かに送りたい!そんな遺志だったのだろうか?”お墓は家族が来やすい場所がいい”と思っていたので、つい考えさせられてしまった。

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