最近感動した事、それは何と言っても村田涼太選手のエンダムとのリベンジ戦だ。ボクシングにはあまり縁がないが、数カ月前の不可解な判定から流石に気になっていた。その再試合は、ややもすればボクシング人生が終わってしまう一戦だった。この間の重圧は計り知れないし、それに耐えて見事やり遂げた。終わった瞬間、開放感から涙ぐむ彼の勇姿にグッとくるものがあった。
村田選手は渡辺謙さんとのドコモのテレビCMで知った。コーチ役の渡辺さんが自転車で伴走し、ジョギングする村田を励ますシーンだ。思わず村田も笑ってしまう真剣度だったが、その彼の爽やかさに魅かれた人は多かったのではないだろうか?
リベンジと聞くと日本では忠臣蔵の四十七士が有名だが、モンテ・クリスト伯、アドリア海の復讐、ジェフリー・アーチャーの「百万ドルを取り返せ!」など数えきれない。永年の不憫に耐えて無念を晴らす、この痛快さは万国共通のようである。それにしても、あの村田の終わった顔は本当に良かった。
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