仕事仲間のAさんは、映画を見るのが趣味である。暇を見つけては、新聞の映画欄をチェックしている。いい映画があると、週末奥さんと行くらしい。「何か面白い映画はないですか」と聞くと、「そうですね、最近はあまりいいのがないですが・・・」と前置きしてから、延々と話し始めるから楽しい。
そんな彼に刺激され、久々に新宿で上映している「ハイドリヒを撃て!
(原題:Anthropoid)」を観に行った。ハイドリヒはナチスドイツのNO3で、ユダヤ人問題の責任者である。映画は彼を暗殺する実話だ。過去にも同じテーマを取り扱った「暁の七人(原題:Operation Daybreak)」があった。寒い雪の中に落下する兵士が、意外と薄着だったのを見て、変に感心した記憶がある。最後は教会に立て籠もって抵抗するが、もっと早く知っていれば、プラハの現存する場所を訪れてみたかった。今回の作品も良かったが、たまたま隣に座っていた女性が、事ある度に「ハッ!」とため息をつくのが気になった。中々のステレオ効果で迫力が増した。
そのAさんのお勧めは、イタリア映画の「Viva公務員」と「手紙は憶えている」という。この秋の夜長に、また一つ楽しみが増えた。
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