テニスの世界チャンピオン、ノバク・ジョコビッチが最近戦りつを離脱している。サイボーグのような肉体もガタが来たのだろうか?突然の故障に、長年続いたトップの地殻変動を感じる。一説には宗教だという噂も聞く。我らのアイドル錦織選手も、宗教家の女性との関係が週刊誌ネタになっている。敵はコート上だけでなく、意外な処にいるようだ。
ところでそのジョコビッチだが、誕生日は5月22日である。どうして覚えているかというと、その時期は毎年ローラン・ギャロスと重なるからだ。スターの彼はよくそのお祝いをロシア大使館で祝賀してもらっていた。彼の国セルビアとロシアはそんなに深い関係なのだろうか?今回の旅で気になったのは正教である。東ローマ教会がビザンティンになり、最後はロシアに受け継がれる中で、セルビア王国の成立とシンクロいていたようだ。ただそれは14世紀からの話で、今に脈々と生きているから驚きだ。
ただ誰もがそうではない。モンテネグロ出身のラオニッチ選手はカナダに移民した。副首相まで登り詰めた父親が、国を捨てたのはセルビア系だったからだろうか? また随分昔の話になるが、ステファン・グラフのライバルで暴漢に背中を刺されたモニカ・セレシュがいた。彼女はやはりセルビア人だったがアメリカに移った。テニスの人達が大昔の歴史を背負っていると思うと、また違う顔が見えて来る。
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